14/11/2025
月次が整っている会社は、株価評価や事業承継の場面で強くなります。正しい貸借対照表づくりが、未来の選択肢を広げます。
今日は山本和義先生の資産税の勉強会に参加しました。
相続税の実務で見落としやすい論点について多くの気づきがあり、有意義な研修となりました。
非上場会社の自社株評価の観点から見ても、あらためて「月次で数字を見る意味」を考える時間になりました。資産税は一見すると日々の経理とは距離があるように見えますが、企業の株価評価や事業承継に視点を広げると、月次の積み重ねが大きく役立ちます。
月次巡回監査では、固定資産の償却や引当、前払費用の整理を毎月行うため、貸借対照表の金額が常に実態に近い状態で保たれます。法人でよく見られる任意償却による貸借対照表のズレが少なくなり、資産の金額が評価の土台として信頼できる数字になります。また、経営者との対話の中で得られる定性的な情報も、株価評価では欠かせない要素です。
多くの経営者は株価評価について詳しくありません。だからこそ、月次で整った数字を共有し続ける存在が、評価や事業承継の場面で大きな支えになります。記帳代行だけでは到達しづらい領域に、月次は自然につながっていきます。当事務所では、月次巡回監査をご利用の関与先様については、毎期決算の際に株価算定も併せて行っています。
会社の価値を考えるとき、損益計算書よりも、正しく整えられた貸借対照表がより重要です。日々の会計を積み重ねることが、そのまま未来を見据えた経営の基盤になります。